アメリカ経済は、底堅く拡大し続けています。
アメリカ経済の「ノーランディング」の確率や、「ソフトランディ
ング」の確率がぐっと高まっています。
おそらく、2024年のアメリカ株式市場は途中乱高下や10%
くらい(?)の調整があるものの、年間を通じてはおおむね上昇す
ることでしょう。
とは言え、目下のパウエルFRBは薄氷を歩むような「難しい舵取
り」に迫られています。
今のアメリカでは、政府も地銀も個人も負債だらけで、「今現在進
行形の中長期の金利の上昇」に耐えられない状態です。
パウエルFRBは口が裂けても言いませんが、FRBが利下げを実施
しないと、いつかは米国で「金融危機」が起きてしまいそうなので
す。
目下の所、アメリカの長期金利は4.5%を突破、昨日は4.6
0%台に乗せてきました!!!
もちろん、危機の前には「アメリカ株式市場が10%くらい(?)
の大幅下落(パニックのようなもの)」が起きるでしょう。
「Sell In May」を二週間後に控えている今のアメリカ株式市場
は、その「パニックのようなもの」の「入り口」に立ったとみて良
いでしょう。
今のアメリカ経済では、インフレが再び鈍化してパウエルFRBが
利下げを明確に示唆するためには、2024年の何処かの地点で
アメリカ株式市場が10%くらい(?))調整することは、「是非と
も必要」、「必要悪」なのです。
アメリカ株式市場が大幅調整すれば、インフレも再びスローダウ
ンし始めて、パウエルFRBは年内にいくばくかの(1~2回か?)
利下げへ転じることでしょう。
これを境に、アメリカ株式市場は上昇へ。
訪米中に岸田首相はバイデン大統領から日本の為替介入に「待っ
た!!!」をかけられたと推定できます。
今回は日本財務省による為替介入は無し。
ドル円は、当面は、1ドル155円~160円くらいまで進行す
るかもしれません。
「ドル高円安トレンド」は、「植田日銀が次なる利上げを明確に示
唆して、パウエルFRBが次なる利下げを明確に示唆する」ように
なって初めて、始まるでしょう。
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