2024年04月19日
■ すそ野広がる半導体関連産業に脚光
NIPPON EXPRESS HD(NXHD)は半導体向けの物流拠点を5カ所設ける。ラピダスが工場を建設中の北海道や台湾積体電路製造(TSMC)が進出した九州に年内に新設する。経済安全保障をにらんで素材などの工場立ち上げも国内で相次ぐ。半導体の国産化に伴う供給網の広がりが物流分野にも及んできた。
NXHDは、半導体の部材であるウエハーや工場の機械の保守に必要な部品を保管する。25年には岩手県での新設も検討している。半導体の部材や製造装置を保管するには結露などを防ぐ温度管理やちりを防ぐ対策が欠かせない。専用の倉庫を新たに設けるため他の製品に比べて料金も高い。
このように、物流倉庫から工場全体のライフラインサポートまで、半導体製造ビジネスを支える周辺産業が、いま脚光を浴びている。以下に、幾つかの代表的な事例を挙げておきたい。
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