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第279回「その名を思い出せ!」の巻

モリモト・パンジャのおいしい遊び
【2024年04月20日配信】第279回「その名を思い出せ!」の巻 1.忘れようとして思い出せない 2.ヤッホー ガントレット 3.書けますかアルバカーキ 4.かんたんレシピ「王余魚の煮つけ」 1.忘れようとして思い出せない 朝のコーヒーを飲んでいると、庭に据えた餌台に群がる雀がかしましい。チュンチュン、だけじゃなくてジジジ、キョイキョイ、スイッチョン、といろんな鳴き方で会話を楽しんでいるようにも聞こえる。 パ「そういえば猫八先生(江戸家・動物ものまね)は雀はやらないのかな?」 ペ「前にやっていたの聞いたような気がする」 パ「でも雀っていろんな鳴き方するからむつかしそうだね」 ぺ「『雀はジュクジュクと鳴く』と誰かが書いていたよ」 パ「何の本で?」 ぺ「あの浅草あたりをぶらぶらする日記を書く女の人の本」 あーあの人。「犬が星見た」とか「富士日記」なんかを書いた人。そういやその「ジュクジュク」が出てたのは「日々雑記」って本じゃなかったか。なんていう人だっけ。ほらあの旦那さんがお坊さんで小説家の人。書名はどんどん出てくるし好きな随筆家なのはわかっているのに名前が出てこない。 <以下本文につづく>

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  • モリモト・パンジャのおいしい遊び
  • 本や雑誌に挿絵を描き続ける、無駄話好きで役立たずの酒呑みイラストレーター。そんな日常と、ボンヤリ考えていることや落語に歌舞伎、音楽の話題、そしてそれらにむりやりリンクさせた「かんたんレシピ」をご紹介。イラストレーターは居職(外に出ず、ずっと家で座業をする職種のこと)。朝も10時には仕事場に出勤、午後5時を回れば鉛筆を握りつつも「呑んで食べること」で頭はいっぱい。「買い物して帰って45分以内にはビール(第3を含む)缶のプルトップに指をかけていたい」が信条のアタクシ。月に二回、気楽にお読みいただければ幸いです。
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