No.621 (2024年04月21日発行)
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鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
資産防衛として優秀なゴールドが上昇しても私がゴールドには投資しない理由とは
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私はずっと東南アジアにいて彼らに影響を受けてきたので、彼らと同じようにゴールドは大好きだ。
今はそうではないと思うのだが、1980年代までの東南アジアの人々は自国の通貨をまったく信用していなかった。そのため、ある程度の小金が貯まると、それをせっせとゴールドに変えて資産防衛していた。
1970年代まで東南アジアはベトナム戦争があって、周辺国もその戦争が延焼する可能性があった。そうなれば、国家崩壊もありえる。実際、南ベトナムは崩壊したし、カンボジアもポルポト政権が樹立して自国通貨の発行は停止された。
ラオスも共産化し、タイでもクーデターがしばしば起きて不穏な社会情勢になっていた。「国家が崩壊して紙幣硬貨が無価値になる」というのは空想の世界ではなくて、現実に起きている不気味な現象だったのだ。
そのため、東南アジアには「銀行」と共に「金行」もあって、24金のゴールドがそこで売買されていた。私も1980年代にタイの首都バンコクのヤワラートにある金行でゴールドを買ったこともある。
ゴールドの価値は世界中どこでも不変だ。カンボジアのリエルを他の国に持っていっても両替してくれないかもしれないが、ゴールドは世界中どこの国でも時価で買ってくれる。つまり、ゴールドさえ持っていればいつでもどこでも換金できる。
だから、東南アジアの人々がゴールドで資産防衛していたのは当然のことだった。
私もそれを見てきたので、今でもゴールドには大きな執着がある。現に2012年までは私もかなりのゴールドを保有していた。最近、ゴールドが非常に上がっているのを見て、懐かしくゴールドを見つめている。
しかし、もう資産防衛としてゴールドを保有することはないし、投資の対象としてゴールドを見ることもない。つまり、ゴールドの価格をトレースしたETFである【GLD】を買うことはない。
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