永田町異聞メルマガ版
「国家権力&メディア一刀両断」 2024.04.25
新 恭(あらた きょう)
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小池都知事は学歴詐称でエジプト政府に弱みを握られているのか
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「(小池都知事の)公民権の成否が外国に握られている。大きく国益を損ねる
状態だ」
東京都の小池百合子知事の学歴詐称疑惑をめぐって月刊「文藝春秋」に告発手
記を発表した元側近、小島敏郎氏が、4月17日、日本外国特派員協会で記者会
見したさいの発言だ。
この場合、外国とはエジプト政府のことである。小池知事がカイロ大学を卒業
したというのがウソなら、公選法違反にあたり、公民権が停止される可能性が
ある。そのいわば“生殺与奪の権”をエジプト政府が握っているというのだ。
どういうことなのか。
小池知事は、エジプト国立のカイロ大学が卒業を証明しており、卒業証書や証
明書を持っているので、自分はその卒業生だと主張している。だが、エジプト
事情に詳しい作家、黒木亮氏は「有力政治家が、この人間を卒業したことにし
ろと言えば、学長は職員に命じて卒業証明書や卒業証書を作らせる」のがエジ
プトでは“社会常識”になっており、偽造卒業証書を売る業者もいると指摘す
る。
また、駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載されたカイロ大学声明は
「1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する」という
内容だが、小池氏のエジプト留学時代の同居人、北原百代さんは、1976年の
進級試験に小池氏は「落第」したと証言している。進級さえできなかった人が
「卒業」したことになっているのだ。
むろん、小池氏がアラビア語に堪能であるとか、留学時代の学業成績が優秀で
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