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貞子第二メルマガ:アメリカ国内のインフレは加速、長期金利の上昇で、 アメリカ株式市場は何処かの地点で大幅調整へ。

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2024/04/26
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IMF(国際通貨基金)は、4月16日に発表した最新の世界経済 見通し(WEO)で、 「アメリカの最近の並外れた経済成長は、持続不可能な財政出動 によってもたらされている部分がある。」「アメリカ政府の過剰な 財政支出はインフレを再燃させ、金利を上昇させることで、長期 的な財政・金融の安定を損なうリスクがある」と、警鐘を鳴らしま した。 この日のIMFは、「アメリカは何かをあきらめなければならない」 と警告しました。 ここまでIMFがアメリカの政策運営を手厳しく批判したことは、 未だかつて無かったことです。 知名な経済学者であるローレンスサマーズ氏やジェレミーシーゲ ル博士が指摘するように、アメリカ政府が巨大な財政刺激策を発 動し続ければ、いつかはインフレが火を噴き始めます。 これを防ぐためには、アメリカ政府は財政再建をするか、増税をし なければなりません。 ところが、今のアメリカ政治は、ポピュリズムの中で緊縮財政 は出来ませんでした。同じように、増税も出来ませんでした。 じゃぶじゃぶマネーの中で緊縮も増税も出来なければ、いつかは この「ドル国債の発散」を一分一秒でも先送りするために、バイデ ン政権は水面下で岸田政権に「為替介入には待った!!」をかけ ているようです。日本財務省はアメリカへ忖度して「ドル売り円買 いの為替介入」を「行なわない」でいるようなのです。 折りしも、4月25日(日本時間で昨夜)、「アメリカの1-3月 (第1四半期)の実質GDP成長率」統計で、「アメリカの1-3 月(第1四半期)のPCE(個人消費支出)」が発表になり市場を驚 かせました。 第一四半期のコアPCEの上昇率は市場予想の年率3.4%を大き く上まわる年率3.7%でした。 アメリカ国内のインフレはスローダウンしていないどころか、年 が明けてから再加速しているようにも見受けられるのです。 この日の第一四半期の物価統計を受けて、「FRBの年内利下げの回 数」はさらに減少、年内一回かゼロ回となりました。利下げ開始時 期も12月にさら繰り下げられました。 この日のアメリカの長期金利は4.70%台に跳ね上がり、昨年秋 以来の高さに戻りました。         S&P500は5,450~5,500ポイント、 日経平均は3万6,000円、 と現状維持します。

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