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Q. ツクルバの収益構造が改善中。 不動産市場における ユニークな点とは?

決算が読めるようになるノート
ヒント:ツクルバの主力事業である「カウカモ事業」のビジネスモデルが関係していると考えられます。 本日は、中古・リノベーション住宅プラットフォーム「カウカモ」を運営する株式会社ツクルバ(以下、ツクルバ)を紹介します。 ツクルバは2011年に設立された不動産事業を展開する企業で、2019年に東証グロース市場に上場しました。 これまでツクルバは積極的な投資を続けており、同社の営業利益は長い期間赤字が続いていましたが、直近では大幅に改善しています。 この記事では、そんなツクルバの不動産領域におけるユニークな点を解説しています。 ツクルバの収益構造が改善 ※ツクルバの売上は事業性質上、ネット計上・グロス計上が混在するため、売上総利益が財務上の主要指標となっています。 ツクルバの売上総利益は概ね右肩上がりに推移しており、FY24Q2(23年11月〜24年1月)時点では5.96億円(YoY+5%)です。 ただ、FY23Q4以降、売上総利益は徐々に減少しています。これは季節性の影響や主力事業であるカウカモ事業の売上成長率の下振れによるものですが、FY24上半期を通して、足元ではカウカモ事業は堅調に推移しているとのことです。 また、上図の通り、営業利益は改善が続いており、FY24Q2時点では▲1,200万円と小幅な赤字となっています。黒字化していた前四半期から見ると赤字転落していますが、今回の下落は不動産企画デザイン事業の譲渡が影響しているため、足元で主力事業が堅調に推移しているのであれば、翌四半期以降、営業利益の再黒字化は近いと思われます。 このような収益構造の改善を受けてか、ツクルバの株価は2024年以降右肩上がりに上昇しています。 ここまで、ツクルバの収益構造の大幅な改善について見てきました。次章以降では、ツクルバの不動産領域におけるユニークな点や、米国で注目されている「iBuyer」についても解説します。 この記事は、不動産事業に従事している方や不動産購入・売却に関心がある方に最適な内容になっています。 Q. ツクルバの収益構造が改善中。 不動産市場における ユニークな点とは?の答え A. ツクルバは、デザイン×テクノロジーを活用することで顧客本位の住宅流通の変革を進めている。

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  • アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。
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